睡眠薬はどこで買える？通販や市販は効果なし？おすすめクリニック6院

睡眠薬を安全に入手したいなら、通販よりも医師の診察を受けられるオンライン診療を利用するのがおすすめだ。

よく眠れず睡眠薬を試したいと考えても、「通販で買って本当に大丈夫なのか」「偽物や危険な薬が届くのではないか」と不安を感じる人は少なくない。実際、インターネット上には睡眠薬らしき商品が多く並んでいるが、成分が不明なものや偽物、個人輸入によるリスクが存在し、安全に使えるとは言い切れないのが現状である。

その一方で、現在はスマートフォンを使って医師の診察を受け、そのまま正規の睡眠薬を自宅へ配送してもらえるオンライン診療が広く普及している。通院の手間がなく、忙しい人でも自宅から安心して利用できる点が特徴だ。

本記事では、通販で睡眠薬を購入する際に潜むリスク、オンライン処方の基本的な仕組み、さらに利用しやすいオンライン診療クリニックについて詳しく解説する。

「睡眠薬 通販」に潜む3つのリスク

睡眠薬を手軽に入手できるとして「通販」を利用する人が増えている。しかし、医薬品は本来、医師の診察と管理のもとで使用すべきものであり、正規のルートを外れた入手には大きなリスクが潜んでいる。

ここでは、睡眠薬の通販に潜む3つのリスクについて解説する。

偽物による健康被害・効果不良のリスク

睡眠薬を通販で入手する場合、最も深刻なのが「偽物（模造品）」の存在だ。有効成分が全く含まれていないもの、量が極端に異なるもの、さらには有害な化学物質が混入した製品がみられる。

偽物の睡眠薬は、効果が得られない、副作用が強く現れるなどのトラブルを引き起こす危険性が高い。

医師の管理外で服用することによる副作用リスク

睡眠薬は種類によって作用機序や効果時間、副作用の発生頻度が異なるため、本来は医師の診察のもとで適切な薬剤選択と用量調整を行う必要がある。

通販で入手した薬を自己判断で服用すると、翌日の強い眠気、反応速度の低下、ふらつき、依存の形成など、深刻な副作用につながるおそれがある。

個人輸入の法的グレーゾーンと悪質業者の存在

「個人輸入代行」を名乗る通販サイトの多くは、実態として利用者名義で海外から医薬品を輸入する形式をとっている。

しかし、個人輸入には「自分自身が使用する目的であること」「一定量を超えないこと」など厳密な条件があり、条件を逸脱すれば薬機法違反に問われる可能性がある。

さらに、偽造薬や金銭トラブルなどの被害相談が国民生活センターに寄せられている。法的にも安全性の面でも、信頼できる仕組みとは言い難い。

• 参考：厚生労働省「医薬品等を海外から購入しようとされる方へ」

睡眠薬は市販（Amazon・楽天）では購入できない

睡眠薬を試したいと考えたとき、まず思い浮かぶのが「Amazonや楽天で購入できるのか」という点だろう。実際に購入できるのか、リスクはあるのかなどについて解説する。

睡眠薬は処方箋医薬品であり、市販購入はできない

睡眠薬はすべて医師の処方箋が必要な処方箋医薬品であり、Amazonや楽天市場を含む一般の通販サイトでは購入できない。仮に販売されていたとすれば、それは違法に販売されている睡眠薬のため、購入は避けるべきだ。

Amazon・楽天など通販で購入する場合のリスク

通販サイトに出回る睡眠薬には、偽物・成分不明品・安全性の確認がされていないなどのリスクがある。効果が得られないだけでなく、健康被害のリスクも否定できない。

薬局で購入できるのは「睡眠改善薬」や「漢方薬」

薬局やドラッグストアで購入できるのは、軽い一時的な不眠を対象とした市販の睡眠改善薬や漢方薬だ。これらは作用が穏やかで依存性が低い反面、医療用睡眠薬とはメカニズムも強さも異なるため、慢性的な不眠症には向いていない。

安全性が確認された睡眠薬を入手するためには、医師の診察を受ける必要がある。症状や体質に合わせて適切な薬を選んでもらうことが、症状の改善と副作用のリスク軽減につながる。

睡眠薬を周囲にバレずにオンライン処方で入手する方法

睡眠薬を利用したいと思っても、家族や同僚、周囲の人に知られたくないという悩みは少なくない。

こうした背景から、近年は自宅で医師の診察を受け、正規の睡眠薬をそのまま配送してもらえるオンライン診療が注目されている。

オンライン処方を利用して睡眠薬を手に入れるための具体的な方法と、そのメリットについて解説する。

通院せずに医師の正規処方を受けられる「オンライン診療」

睡眠薬を周囲に知られずに入手したい場合、オンライン診療が1つの選択肢だ。オンライン診療は、スマートフォンやPCを使って医師とビデオ通話で診察を受け、処方箋医薬品を自宅へ配送する仕組みである。

通院不要のため、クリニックで知人に会う心配もない。診察内容は通常の対面診療と同じ扱いになり、デエビゴやロゼレムといった処方箋医薬品の入手が可能だ。

オンライン診療で睡眠薬を処方してもらう5つのメリット

オンライン診療には、通院が難しい人や周囲に知られたくない人にとってメリットが多い。オンライン診療で睡眠薬を処方してもらうメリットについて詳しく見ていこう。

1. 自宅で診察を受けられるため、誰にも見られない

自室でスマートフォンを使って診察を受けられるため、会社の同僚・家族・友人に知られる可能性が低い。夜間診療や早朝診療に対応するクリニックも多く、都合に合わせて診察を受けられる。

2. 病院や薬局で「待ち時間」や「対面のストレス」がない

病院の待合室で長時間待ったり、薬局で番号を呼ばれたりすることがない。睡眠トラブルを抱える人は大きな精神的ストレスを受けている場合もあるため、人目を気にせずに診察を受けられる点はメリットだ。

3. 医師が診察してくれる

オンライン診療は医療法に基づいて行われ、診察は医師が担当する。偽物や成分不明の薬を扱う海外通販とは異なり、処方されるのはすべて国内で認められた医療用医薬品であるため、品質と安全性が担保されている。

4. 薬が自宅へ直接届き、家族にも気づかれにくい

処方された薬は自宅または指定住所に配送される。外装が睡眠薬とはわからないようになっている場合が多く、家族に知られにくい。ポスト投函に対応しているクリニックであれば、受け取り時の対応も不要だ。

5. 依存性や副作用についても医師と相談できる

睡眠薬ごとに作用の強さや依存リスクは異なる。自己判断では自分に合わない睡眠薬を選んでしまうリスクがあるが、オンライン診療では医師に相談しながら自分に合った薬を選べる。

• 参考：厚生労働省「オンライン診療について　国民・患者の皆様へ」

睡眠薬処方のおすすめオンライン診療クリニック8院

オンライン診療クリニックは、配送方法や初診料、扱っている薬の種類などを踏まえて選ぶことが重要だ。

以下では、主要なオンライン診療クリニックの特徴や費用を比較し、最短でいつ受け取れるのかといった違いについて解説する。

クリニック名	特徴（要約）	デエビゴ料金（税込）	初診料（税込）	配送料（税込）	最短お届け日
DMMオンラインクリニック	診察料不要・当日配送可	5mg：3,300円	不要	550円	最短当日（即日）
デジクリ	毎日チャット相談・定期配送が便利	30錠：7,480円	1,650円	要問い合わせ	最短翌日
あしたのクリニック	24時間受付・23区エクスプレス1時間配送	要問い合わせ	要問い合わせ	23区1時間／通常翌日	最短1時間（23区）
ファストドクター	7:00〜23:00診療	保険診療内で処方	保険適用：約3,000円	100円	最短当日
おうち病院	薬局受け取りOK	要問い合わせ	保険診療＋手数料1,100円	自宅／薬局受取	当日〜翌日
ミナカラ	最短15分で利用・当日発送	保険診療（向精神薬除く）	保険診療	250円	最短当日
患者目線のクリニック	1日4.3円～の治療費	保険診療（デエビゴ等）	約1,000円＋手数料1,000円	自宅／薬局	当日〜翌日
東京形成美容外科	初月割引あり	初月2,980円／以後9,680円	要問い合わせ	要問い合わせ	要問い合わせ

上記で紹介した各クリニックの特徴について詳しく見ていこう。

デジクリ：医師にチャット相談ができる

デジクリは、医師とのチャット相談ができるオンラインクリニックだ。診察後の薬の選択だけでなく、体調の変化や副作用が気になるときも、アプリ上のチャットで随時相談できるため、治療中の不安を抱えやすい人にとって心強い。

必要に応じて定期配送にも対応していることから、薬の管理を負担に感じる人でも続けやすいだろう。

取り扱う薬はデエビゴ、ルネスタ（エスゾピクロンの後発医薬品）、リスミー、ロゼレム（後発医薬品）、さらに酸棗仁湯や加味帰脾湯といった漢方まで幅広い。

項目	内容
診察料	初診：1,650円（税込） / 再診：0円
主要薬の料金（一部抜粋）	・デエビゴ5mg：3,300円（税込） ・クービビック25mg：3,080円（税込） ・エスゾピクロン2mg：2,750円（税込） ・ロゼレムジェネリック8mg：2,750円（税込）
配送料	目立たない梱包で最短翌日配送（料金はサイト記載なしのため「無料または薬代に含まれる」扱い）
診察時間	オンライン予約制（スマホ/PC・電話診察）
支払い方法	クレジットカード、オンライン決済、定期配送は自動決済
受け取り方法	ポスト投函

• 出典：デジクリ

DMMオンラインクリニック：最短当日に薬を受け取れる

DMMオンラインクリニックは、医師の診察から薬の受け取りまでを自宅で利用できるオンラインクリニックだ。初診料は無料で、当日配送に対応しているため、できるだけ早く治療を始めたい人にとって利用しやすい。

取り扱う薬の種類が豊富で、入眠を助ける薬から熟眠を目的とした薬、さらには漢方まで幅広く揃えている。

デエビゴ、ロゼレム、エスゾピクロン（ルネスタの後発医薬品）、リスミーといった主要な睡眠薬に加え、比較的新しいクービビックにも対応している。

項目	内容
診察料	不要
主要薬の料金（一部抜粋）	・デエビゴ5mg：3,300円（税込） ・クービビック25mg：3,080円（税込） ・エスゾピクロン2mg：2,750円（税込） ・ロゼレムジェネリック8mg：2,750円（税込）
配送料	550円（税込）
診察時間	年中無休・オンラインで予約可（診察は5分程度）
支払い方法	クレジットカード、PayPay、各種オンライン決済、定期便は自動決済対応
受け取り方法	・自宅 ・コンビニ ・宅配便ロッカーPUDO ・ヤマト運輸営業所

• 出典：DMMオンラインクリニック

あしたのクリニック：24時間診療と最短1時間配送に対応

あしたのクリニックは、診察から薬の受け取りまでをLINEで利用できるオンライン診療サービスで、24時間いつでも相談できる。深夜や早朝など、一般的な医療機関が利用しにくい時間帯でも診察が可能なため、生活リズムが一定でない人にとって利用しやすい。

特徴は、東京23区を対象としたエクスプレス配送によって診察後わずか最短1時間で薬を届けられる点にある。

また、プライバシー保護にも配慮されており、配送時の品名は「サプリメント」と記載される。家族に知られずに薬を受け取りたい人も利用しやすい。

項目	内容
診察料	0円
主要薬の料金（一部抜粋）	初回2,980円※1 ※1：3ヶ月の継続契約者限定価格で2回目以降は9,680円
配送料	・エクスプレス配送：東京23区で最短1時間 ・通常配送：当日発送なら原則翌日到着
診察時間	LINEで24時間診察受付／深夜・早朝対応
支払い方法	クレジットカード、銀行振込（ATM可）
受け取り方法	自宅受け取り

• 出典：あしたのクリニック

ファストドクター：不眠からメンタル不調まで相談できる

ファストドクターは、心療内科・精神科に特化したオンライン診療サービスだ。診療時間は7:00～23:00で、年中無休で利用できる。平日の昼間に通院が難しい人でも、自分の生活リズムに合わせて相談しやすい。

不眠症治療においては、入眠しづらい、夜中に何度も目が覚める、早朝に起きてしまう、眠りが浅いといった多様な悩みに対応している。生活改善のアドバイスや睡眠衛生指導を交えつつ、認知行動療法や薬物治療を組み合わせ、症状に合った方法で改善を目指すスタイルだ。

さらに、メンタル面の不調が背景にある場合には、休職の判断や診断書の発行、復職までのステップについてもサポートを受けられる。

項目	内容
診察料※税込	保険適用（自己負担3割の目安）：7:00〜22:00 初診3,000円〜／再診3,750円〜、22:00〜23:00 初診4,100円〜／再診3,750円〜（医療費＋システム利用料を含む）
主要薬の料金（一部抜粋）	保険診療：メラトニン受容体作動薬・オレキシン受容体拮抗薬・漢方薬など 自己負担額：処方日数と薬剤によって数百〜数千円程度（目安）
配送料※税込	宅配の場合：配送料100円。もしくは、指定した近隣薬局で受け取り
診察時間	年中無休 7:00〜23:00（心療内科・精神科オンライン診療）
支払い方法	クレジットカード決済またはコンビニ後払い
受け取り方法	薬局受け取り・自宅受け取り

• 出典：ファストドクター

おうち病院：自宅配送と薬局受取の両方に対応

おうち病院は、日中に時間が取れない人でも、早朝や夜の空き時間で受診できるオンライン診療サービスだ。アプリやLINEを使わずに受診できる点も特徴で、デジタル機器の利用が苦手な人も利用しやすい。

自宅に直接届く「おくすりおうち便」に加え、全国6,700以上の連携薬局での受け取りにも対応しているため、急ぎで薬が必要な場合でもスムーズに受け取ることができる。

さらに、診療後24時間は無料の医療相談サポートが付帯しており、薬を飲み始めたあとに気になる症状や不安点があっても問い合わせることができる。

項目	内容
診察料※税込	保険診療費（患者負担分）＋ オンライン診療手数料1,100円／決済手数料4.5%
主要薬の料金（一部抜粋）	料金は薬局で決定（処方例：デエビゴ、ベルソムラ、ロゼレム、クービビック、漢方）
配送料※税込	500円（クール便別途）
診察時間	早朝・夜間にも対応（診察時間は5～15分）
支払い方法	クレジットカード（VISA／Master／JCB／AMEX）
受け取り方法	自宅配送（おくすりおうち便）または全国6,700以上の提携薬局で受け取り

• 出典：おうち病院

ミナカラ：保険診療を短時間で受けられる

ミナカラは、保険診療の範囲で不眠症のオンライン診察を受けられるサービスであり、診察から薬剤師による説明までを最短15分で完了できる。アプリを使わずに利用できるため、操作に手間をかけたくない人も利用しやすい。

診療対応時間が広く、土日祝も営業し、夜は21時半まで診察可能であることから、仕事や家事に追われる日々でも無理なく受診の時間を確保しやすい。薬は最短当日発送に対応しており、必要なタイミングで治療を始められる点が魅力だ。

項目	内容
診察料	保険診療：法令に基づく金額（症状により異なる）
主要薬の料金（一部抜粋）	向精神薬を除く睡眠薬・漢方の処方に対応（保険適用）
配送料※税込	250円（税込）
診察時間	土日祝対応／最長21:30まで／最短5分後に予約可能
支払い方法	クレジットカード、保険証アップロード必須
受け取り方法	薬局受け取り・自宅受け取り

• 出典：ミナカラ

患者目線のクリニック：保険診療の睡眠外来に対応

患者目線のクリニックが展開するオンライン睡眠外来は、スマホだけで利用できる。

処方される薬には保険が適用され、1日あたり4.3円～で治療を始められる。漢方薬にも対応しており、症状や体質に応じた幅広い選択肢が提示される。費用を抑えながら、自分のペースで不眠治療を続けたい人にとって利用しやすい。

項目	内容
診察料※税込	保険診療：初診約1,000円前後／再診500円前後＋システム利用料1,000円
主要薬の料金（一部抜粋）	保険診療のため処方薬は対面と同額（例：デエビゴ・ベルソムラ・ロゼレム・漢方など）
配送料	自宅配送・調剤薬局受取どちらも可（宅薬便：通常ポスト投函）
診察時間	06:00〜24:00（祝日含む、受付は終了30分前まで）
支払い方法	クレジットカード（アプリ登録）＋保険証提出
受け取り方法	自宅受け取り

• 出典：患者目線のクリニック

東京形成美容外科：診察後のフォローや相談がLINEでできる

東京形成美容外科のオンライン診療ではスマホやパソコンから診察を受け、診察後のフォローや相談はLINEを中心に進められる。疑問が生じたときにLINEですぐに質問できる点は大きなメリットだろう。

取り扱う睡眠薬は、デエビゴをはじめとした依存性が比較的低い薬だ。

項目	内容
診察料	記載なし（オンライン診療の一般的な費用感で診察料発生）
主要薬の料金（一部抜粋）	デエビゴ5mg：初月2,980円（税込）／ 次月以降9,680円（税込）
配送料	記載なし
診察時間	記載なし（LINE予約方式）
支払い方法	記載なし（診察後案内。クレジットカード中心）
受け取り方法	自宅受け取り

• 出典：東京形成美容外科

オンライン診療で不眠症に対処しよう

通販で睡眠薬を購入する行為には、偽物による健康被害や金銭トラブルといったリスクが潜んでおり、安全性は極めて低いと言わざるを得ない。

正規の睡眠薬を入手するためには医師の診察と処方が必要であり、自己判断で通販を利用することは危険だ。

オンライン診療であれば、自宅から医師の診察を受けられ、正規の睡眠薬を自宅へ届けてもらうことができる。

不眠に悩んでいるのであれば、オンライン診療を活用することを検討してほしい。

よくある質問

睡眠薬をオンラインで入手したいと考える人の多くは、「通販で買えるのか」「オンライン処方の薬は本当に安全なのか」「保険は使えるのか」といった疑問を抱えている。

ここでは、睡眠薬の服用を検討している人から寄せられる質問に回答する。