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カウンセリングが逆効果になる?有効な事例と効果が薄い事例
カウンセリングが逆効果になる?有効な事例と効果が薄い事例
「カウンセリングが逆効果になることってあるのかな?」「カウンセリングってどういう悩みに効果があるの?」など、疑問を感じている人もいるでしょう。
この記事では、カウンセリングの効果について解説していきます。
カウンセリングが逆効果になる事例
カウンセリングが逆効果になったり、効果が薄くなるのは以下のような場合です。
- カウンセリングを不要と感じている場合
- カウンセラーとの相性が悪い場合
- 薬物療法の方が適している場合
カウンセリングを不要と感じている場合
カウンセリングを不要と感じている人は、カウンセラーと信頼関係を築くのが難しかったり、自分が変わろうとするモチベーションが低い状態にあります。
そのため、無理にカウンセリングを進めれば、かえって不信感を強めたり、逆効果となってしまいます。
「母親に無理矢理カウンセリングに連れてこられた不登校の中学生」はよくある例です。
ただし、本人がイヤイヤながらもカウンセリングの時間にカウンセラーの前に座っているのであれば、少なくともそれだけのモチベーションはあると考えられます。
誰かに連れて来られ、最初はイヤイヤながらカウンセリングを受けていたものの、そこから変化していくこともよくあります。
家族や身近な人のことでも、相談したいことがあればまずは相談してみましょう。
カウンセラーとの相性が悪い場合
「なんか話しづらいな」など、カウンセラーと相性が悪いと感じている場合にも、カウンセリングが逆効果になる恐れがあります。
安心して話ができず、違和感を感じながら話し続けることになるため、逆にストレスがたまってしまいます。
オンラインカウンセリングでは、事前にカウンセラーのプロフィールを見て選べることもあります。事前に相性のよさそうな人を選ぶと、失敗のリスクを減らせるでしょう。
薬物療法の方が適している場合
メンタルの病気の症状が強く出ているケースでは、カウンセリングで逆に症状が悪化してしまうこともあります。
そうした場合にはカウンセリングよりも、医師の診察を受けて薬での治療が必要となることも。
既に薬での治療をしていたり、病院を受診している人の場合、カウンセリングを受けてもいいか、主治医への確認も必要です。
病院では長時間の診察は難しく、なかなか先生にしっかり話を聴いてもらうのは難しいですよね。
カウンセリングは、決まった時間でじっくりカウンセラーに話を聴いてもらうことが可能です。カウンセリングを受けてもいいか、まずは主治医に相談してみましょう。
カウンセリングが効果的な事例
以下のような、ちょっとしたストレスや悩みについて、カウンセリングは効果的です。
カウンセラーとの対話を通して問題点が整理され、さまざまな気付きを得ることができます。
- 仕事のストレス
- 家族の問題
- 恋愛の悩み
仕事のストレス
職場に苦手な人がいる場合、職場の人に相談すると
・陰口をいってる気になって罪悪感を感じてしまう
・周りにいいふらされるのではないかと不安になる
など、安心して話せないこともありますよね。
また、家族や友達に話しても「それはお前が悪い」など、否定的な反応が返ってくるのが嫌でなかなか自分の悩みを人に相談できない人もいるでしょう。
しかし、カウンセラーには、守秘義務があるため秘密が守られます。
人の話を聴くスキルを学んできたプロのカウンセラーが、話を聴いてくれます。
カウンセリングを受けることで「否定されずに自分の話を聴いてもらえた」という満足感を得られたり、話していく中で自分の考えが整理され解決法が見つかるといった効果が期待できます。
家族の問題
家族に対しては、関係が近いため思い入れが強かったり、なかなか冷静に対処するのが難しいこともあるでしょう。
そうした時に、専門家のカウンセリングを受けることで、自分自身のメンタルもコントロールしながら問題解決を目指すことが可能です。
1対1ではなく、親子や家族で受けるカウンセリングを行っている施設もあります。
恋愛の悩み
恋愛の悩みについても相手からの否定的な反応が怖かったり、言いふらされるのが不安で、なかなか周囲に相談できない人もいるでしょう。
一人で抱え込むのではなく、自宅から気軽に短時間でも相談可能なオンラインカウンセリングで、気持ちや考えを整理するのも方法の1つです。
まとめ
カウンセリングは、効果的に働くケースもあれば、逆効果になったり効果が薄くなってしまうこともあります。
「こんな悩みで相談してもいいのかな?」と思う時にも、その悩み自体も含めてカウンセラーに話してみるのもアリです。
仕事や家庭、日常のちょっとした悩みなど、なかなか身近な人に相談するのが難しい時には、プロのカウンセラーに話を聴いてもらうのも選択肢として考えてみましょう。
ココロの窓口では、カウンセラーを選んで相談できます。
どんなカウンセラーがいるのか見てみると、「この人よさそうだな」と思う人がいるかもしれませんね。
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