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わがままな自分が嫌い!わがままな性格を変える2つの方法を解説
わがままな自分が嫌い!わがままな性格を変える2つの方法を解説
「身近な人にわがままな態度を取ってしまっていつも後悔する」
「友人から『あなたは少しわがままだよね』と指摘されてショックを受けた」
そんな風にわがままな性格を自覚し、「変えたい」と感じている人は少なくありません。
そこで今回は、わがままな性格の背景にある要因を解説するとともに、わがままな性格を変える2つの方法をご紹介します。
「わがままな性格」の背景にあるもの
わがままな性格の背景には、次の2つの要因があります。
自分が嫌い
わがままな性格の背景には「自分が嫌い」という気持ちが隠れています。
自分を否定する気持ちが強いと、自分で自分を認めることができません。
そのため、自分の代わりに他者に自分を認めてもらおうとします。
しかし、「ありのままの自分」では認めてもらえる自信がありませんから、他者に認めてもらうために「私はこんなにすごいんだ」と偉そうにしたり、「私が正しいんだ!」と過剰に主張したりと、わがままに見える態度に出てしまいます。
残念なことにそういった態度は他者から嫌われやすくなります。
その結果、「やっぱり誰からも認めてもらえない。こんな自分が大嫌い。」とますます自己否定感を強めてしまうのです。
自分の気持ちをうまくキャッチできない
わがままになる理由として「自分の気持ちをうまくキャッチできない」という場合もあります。
例えば、「しんどい」や「つらい」といった自分の気持ちに気づけない人は、自分の限界以上に頑張りすぎてしまいます。
そして、ある時点で心身ともに限界に達し、「怒りが溢れる」「涙が止まらなくなる」など気持ちが爆発したり、身体に症状が現れて仕事が出来なくなったりします。
その結果、周囲から見ると「急に泣き出して子どもっぽい人」「責任感のないわがままな人」という印象になってしまうのです。
また、自分の気持ちをキャッチできないと、他者に伝えることもできません。
例えば、「今日はしんどい」という自分の気持ちをキャッチできないまま、恋人とデートしていても楽しく感じられないかもしれません。
しかし、自分では自分の気持ちが分かりませんから、恋人に「どうしたの?」「楽しくない?」と聞かれても「別に」「普通」と答えることになるでしょう。
恋人は「何か不満があるなら言ってくれればいいのに。わがままな人だな。」と感じる可能性があります。
わがままな自分を変える方法
「どうしたらわがままな自分を変えられるの?」と悩んでいる場合には、次の2つの方法を試してみてください。
適切な自己主張の方法を身につける
自分を認めてほしいという気持ちは自然なものです。
しかし不適切な形で自分をアピールすると「わがまま」「自分勝手」と捉えられてしまうことも。
わがままになる「自分勝手な主張」と「適切な自己主張」の違いをチェックしてみましょう。
■自分勝手な主張
自分の気持ちや要求を一方的に押しつけ、相手の気持ちを無視して思い通りに動かすために主張します。
「自分はOKだけど、相手はOKでない」という状態に陥り、他者との関係が壊れてしまう危険性があります。
【例】友人と旅行先を決める際に「絶対にハワイがいい!ハワイにしないなら私行かないから!」と主張する
■適切な自己主張
相手の気持ちを思いやりながら、自分の気持ちや要求もごまかさす率直に伝えます。
もし、相手が自分の主張に反対しても感情的にならず、お互いの妥協点を探りながら「自分もOK、相手もOK」という結論を導き出せるよう誠実に話し合いを続けます。
【例】友人と旅行先を決める際に「私は〇〇の理由でハワイがいいと思うんだけど、みんなはどう?」と尋ねる。
カウンセリングで自分を見つめる
「自分を嫌いな気持ちが大きい」「自分の気持ちをキャッチできない」という場合には、カウンセリングも効果的です。
カウンセリングでは以下のような効果を得られる場合があります。
- 「ありのままの自分でも受け入れてもらえる」と実感できる
- 自分の肯定的な部分に気づき、自己否定感を和らげることができる
- 自分の気持ちを感じ取り、言葉にする体験を重ねられる
「どうしても自分1人ではわがままな性格を改善できない」という場合には、ぜひカウンセリングを活用してみてください。
まとめ
わがままな性格の背景には、
- 自分が嫌いだから「他者に認めてほしい」と思うあまり過剰なアピールをしてしまう
- 自分の気持ちをキャッチできないために心身のコントロールや感情の言語化ができない
といった要因が潜んでいます。
そのため、わがままな性格を改善するには、
- 適切な自己主張の方法を知る
- カウンセリングで自分が嫌いな気持ちを和らげ、気持ちを言葉にする体験を重ねる
などが効果的です。ぜひ試してみてくださいね。
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